11/04/2009
【書評】ニコニコ動画が未来をつくる ドワンゴ物語
こういうノンフィクションはほとんど読んだことがなかったので、非常に新鮮だった。300ページに及ぶ、新書にしては長い内容で、前半部分は1990年前後という自分がゲームもウェブも実感したことのない時代だったので、懐かしさなどはないがココにドワンゴのルーツがあるのだろう。
面白かったのは「同期と非同期」「送り手と受け手」「不完全なままのリリース」などの考え方だ。
「同期と非同期」は自分の中でもまだ上手く整理できていないのだが、ネット上のサービスだけでなく様々なことに応用できる考え方なのかもしれない。
「送り手と受け手」を明確に区別することや、「完全な状態でのリリース」は今までの常識であったが、これからもそれらを守り続ける必要はない。