mixi、アプリが奏功、総利用時間でYouTube抜き、Yahoo!に次ぐ2位に
09年10月の国内サイト利用時間でmixiがYahoo!JAPANに次ぐ2位になった。
このランキングは「職場と家庭からのアクセス」の人数と時間なので、おそらくケータイは含まれていない。
Yahoo!がトップなのは、単純にIEを立ち上げたときのページが初期設定のままか見慣れているからYahoo!に設定しているだけなのだと思うが、そもそも「まだIE?」「まだYahoo!?」と思ってしまう。
他の人が自分のPCの設定をどうしてようとその人の勝手だが、ブラウザをFirefoxにせずメールをGmailにしないのは、ただ「知らないから」では終わらない問題のような気がする。
それは、利用者にとって「インターネットを便利に使いたい」というインセンティブがないのか、それともインターネットの側に魅力が足りないのか。インターネットの魅力の感じ方は人それぞれだが、少なくとも自分は「ウェブ進化論」や「次世代ウェブ」を読んでワクワクしたのだけどなぁ。
あと、microsoftのサイトにもアクセスが多いのは「Windows7」が10月に発売されたからかな。
mixiの方に戻ろう。ココでのmixiの伸びは利用者数ではなく総利用時間数だ。
つまり、mixiアプリによって一人当たりの利用時間が増えたのだ。mixiは最近「voice」やアプリによってtwitterやAppleのiPhone・iPod touchのゲームに対抗する動きを見せている。
最初は「マネで後追い」だと思っていたが、これまで順調に伸びているのはmixiが日本最大のSNSだったからに他ならない。twitterやアプリにはマイミクの存在という「ネットワーク外部性」がある。電話のように(マイミクの中で)使う人が増えれば増えるほど効用が増すのだ。
おそらく、mixiには若年層の多くがケータイでアクセスしている。当然、ニュースなどもmixiで目にすることになる。エンタメ情報などはテレビのワイドショーと重複する面も多く、「テレビをほとんど見なくてもmixiニュースで間に合う」とも言える。
個人的にはテレビはもはやほとんど観ていないので、周りの人達がどんなメディアと接しているのか肌感覚では分からないのだが、若年層のかなりの人々がmixiで情報を得ているのではないかと思う。