iPhoneのアプリをはじめとして、自分としてはウェブ上のサービスを一般的な人よりは使っていると思っていたが、最近その「使う人」と「あまり使わない人」の間にキャズムが存在するように感じてきた。
バイトの後輩と話していたら、twitterは知っているがRSSは知らなかった。また大学の友達もGmailやGoogleカレンダーは知っていてもGoogleドキュメントを知らなかった。
ココにキャズムがある。twitter・mixi・ブログ・youtubeはキャズムを越えたが、RSS・Googleドキュメント・Dropboxは越えていない。
このキャズムを分かつものは、iPhoneなどのスマートフォンなのかもしれない。最近、IBMのCMでもクラウドコンピューティングというフレーズが登場しているが、スマートフォン=クラウドを実現する端末と言っても過言ではない。
反対に、今日本で普及しているケータイのほとんどはクラウドには不向きだ。もちろん、mixiモバイルやtwitterのようにウェブサービスの方からケータイに対応してくる可能性もある(ココがクラウドの素晴らしいところだと思う)。しかし、自分から様々なウェブサービスを活用したいと思うようなキャズムの前に入るアーリー・アダプター達は、対応するのを待つ前にスマートフォンを手に入れるだろう。
今後、様々なクラウド・コンピューティングサービスが登場することが期待できるがその普及を阻むのは日本のケータイなのかもしれない。