12/10/2009

【経営】若手お笑い芸人というベンチャービジネス

個人的に、お笑いは人並みに好きだ。もちろん、純粋に楽しむためにTVなどで見ているのだが、「お笑い芸人」が成功するために必要なことを少し真面目に考えてみると、ビジネスにも結構役に立つのではないのかと思えてくる。

タイトルにも書いた通り、「若手お笑い芸人」はベンチャービジネスに例えられる。何千組(何万組?)という若手の芸人の中で、テレビに出演出来るのは一握りどころか一摘みだ。ベンチャー企業も、上場出来る企業は本当に僅かだ。また、テレビに出演することを目標としない芸人がいるのと同様に、上場を目指している訳ではない企業がいることも似ている。

そして、成功するためには「自分独自の色を出すこと」と「時代の流れをつかむこと」が必要だ。ココもベンチャー企業と非常に似ている。
その中で自分は最近、後者の「時代の流れをつかむこと」を考えるようになってきた。
今、プラネット・グーグルという本を読んでいるのだが、Google社の急成長は技術力とともに「(偶然も含めて)時代の流れをつかんでいたこと」が大きかったことがこの本からは分かる。(結果論であり反証は不可能だが、)Google社の誕生が1年早くても1年遅くても、今のGoogleにはなっていないのだ。

いまテレビに出ている若手お笑い芸人も、「いまの時代をつかんでいる」から売れていると言える。そして、凡百の一発屋たちは「売れた時代しかつかめていなかった」から一発屋になったとも言える。

芸人たちの栄枯盛衰から学べるものは多いのだ。と、書いていたら以下の本を思い出した。



また、改めて読んでみようと思う。