12/05/2009

【IT】評価システムの功罪

Amazon・youtube・App Storeなど、大量のコンテンツを置いているこれらのWebサイトには星5つで利用者がコンテンツを評価する「評価システム」がある。

自分は3つともよく使うので、コンテンツと同時に評価もよく目に入るのだがこの評価システムはなかなかの曲者だ。星5つが多い本を読んでみたら拍子抜けするほど軽い内容だったり、星の数の平均が3以下でも使っていみたらいいアプリケーションだったりする。
もちろん、個人個人の好き嫌いがあるから星の数と自分の評価が一致することもあれば一致しないこともある。

ここで、「そもそも」を考えてみる。このような星の数の評価システムはそもそも必要なのだろうか、そして有益なのだろうか。ここにこのモノサシの功罪がある。コンテンツに対して5段階の評価をする、というのは分かりやすい反面、必ず5段階で評価しなければならないことになる。上記の3つはコメント欄も付いているが、星の数を決めずにコメントを書きこむことは出来ない。コンテンツに対する人々の評価は、評価する人の分の多様性があるはずだ。それこそ、1直線の座標軸もxy平面でも3Dでも表せないだろう。



この本によると、クックパッドはこの多様性を重視して掲示板や星の数の評価システムは無いらしい。自分は実家暮らしの学生で、普段は料理をしないのでクックパッドを使う機会はほとんどないのだが、そのシステムには非常に興味がある。