12/25/2009

【経済】就活と情報

あふれるネット情報に翻弄されて――彼らが就職できない理由---Busines Media 誠

「みん就を見たか?」
就職活動を終えた内定者の友達たちとの間で、こういう話題になることがよくある。

「みん就」とは、みんなの就職活動日記というウェブサイト。就職活動をする人たちが、企業別の掲示板に様々な情報を載せているサイトである。内定者のエントリーシートなども見ることが出来る。

こう書くと、みん就を活用しない手はないかのように見える。しかし、そこに載っている情報の真偽は分からない。そもそも、本当の情報だとしても見ている人に有益かどうかはその人次第だ。
「面接の連絡きました!OO日です!」などの情報が書き込まれていたら、その企業を志望していて選考が進んでいない学生はただ焦るだけだろう。
自分の話をすると、みん就は登録はしたが基本的には見ていなかった。誰でもアクセスできる匿名の情報は、信頼できる情報かどうかを判断する手間がかかりすぎるからだ。
その代わり、大学の先輩方の就職活動体験記を参考にした。この情報は大学の学生しかアクセス出来ず、書いているのも同じ大学の学生(個人名は書いていない)なので信頼できると思ったからだ。実際、役に立ったと思う。


結局、本質的な問題は就活をする学生が情報を活用しているのか・情報に踊らされているのか、ということだと思う。

リクルートが運営する就職サイト「リクナビ」の編集長、毛利威之(たけし)さん(36)は「ネット上の掲示板などの情報は、参考程度にとどめるべきだ」と指摘する。

上記のリンク先ではこう記されているが、「参考程度にとどめる」ことよりも、「参考程度にとどめる」かどうかを判断出来る情報に対する主体性が必要だと思う。つまり、自分から情報を取捨選択していけばいいのだ。
もちろん、主人公である学生にはそのメンタリティを持つことが一番難しいのだが。