12/21/2009

【日常】一発勝負と自分の財布

土曜・日曜とナゴヤドームでのMr.Childrenのライブに行ってきた。

内容はもちろん素晴らしいものだったが、ふと思い出したのが以前フットサルのイベントを行ったときのイベント会社の方の言葉。

テレビ番組を作っている人たちは、生放送以外すべて何回でも撮り直したり、カットしたり出来る。でも、イベントは常に本番は一発勝負で、カットすることも出来ない。そこがテレビと違うイベント作りの面白さかな。

また、就職活動で面接していただいたマイク○ソフトのリテール(個人向け)営業部長の方の言葉も同時に思い出した。

大企業向け、例えば三井物産さんがうちの500憶円のシステムを導入してくれてても、
500憶円はそのシステム担当者が自分で出している訳ではなく、会社のお金から払われている。でも、もしその人が自宅で使うために、ビックカメラなどでソフトウェアを買ってくれたとしたら、それはその人が働いて稼いだお金を自分の財布から出してくれているということ。そこにリテール営業の面白さがある。

この二つの言葉には、なるほどと思うだけでなく仕事に対するその方々の思いを感じ取れる。

一般的に、イベントよりもテレビの方が「大きな仕事」であり、視聴者も含めると相当な数の人が関わっている。当然、テレビCMの広告費は非常に高くなり、制作費もそれに応じて高くなる。おそらく、イベント会社よりもテレビ局の方が、いわゆる就職人気ランキングも高いだろう。

また、(まだ学生なのでよく分からないが)個人向けのリテール営業よりも、大企業向けのエンタープライズ営業の方が、企業の中ではいわゆる花形に当たると思う。周りの学生を見ても、リテール営業より法人営業のほうがいいという人は多い。

週末のイベントには、「イベントの一発勝負」と「自分の財布からお金を出していく」という二つの側面があった。
一見すると派手なこと、規模が大きいことに流されず、自分の思いを持つことの大事さを思い出させてくれる、お二人の言葉だ。

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中村昭典氏のブログで、記事を引用していただいた。中村さん、ありがとうございます。
中村さんは元とらばーゆの編集長。自分の親しい先輩も以前リクルートでとらばーゆの編集をしていて(今は転職している)、自分も何回かアルバイトでリクルートの銀座8丁目ビルに出入りさせてもらっていたので、勝手に少し親近感が湧いている。