10/07/2009

【経営】企業は地域に根ざすべきか

以前、ある方が「スポーツというのは、どこかの地域に必ず根ざしていなければならない」と言っていたのをよく覚えている。例を出すまでもなく、全くその通りだと思う。

では、「企業」はどうか。コークの味は国ごとに違うべきかという本を読んでいて、そんな疑問が浮かんだ。この本はまだ5分の1くらいしか読んでないが、願いも込めて、企業は地域に根ざすべき、というのが自分の考えだ。国単位ではなく、都市や街に。コカ・コーラならアトランタに、トヨタ自動車なら豊田に、バークシャー・ハサウェイならオマハに、旭化成なら延岡に根ざすべきだ。企業の事業の軸足というよりも、地域がその企業を誇りに思うように根ざしていて欲しい。地域に根ざすことで、ブランド力の向上・社員の意欲向上など、目に見えない形で企業を強くする。
「地域に愛される企業」と言えば当たり前のことのようだが、「グローバル化」と言われる流れに流されて忘れかけている企業も多いのでは。