7月にAndroidケータイ「HT-03A」を購入した。
8月から実際に使い始めて、9月いっぱいまで使ってきたが、10月からは一つ前の「D905i」を使っている。
Androidは楽しいし、可能性を秘めていることも、分かる。しかし、「タッチパネル」「iモード非対応」(アプリケーションを使ってiモードメールは可能)「赤外線無し」「充電も専用コードが必要」などなど、日本で使う限りは不便な面が多いのも事実だ。テンキータッチに慣れてしまったから、メールはテンキーを打った方が楽だし、ネットワーク外部性により番号・アドレスを交換するとき・充電するときも赤外線があり他のFOMAの充電器が使えることのメリットは非常に大きい。日本にいる限りは、日本のケータイを使ったほうが便利なのだ。
逆に言えば、これらの要因こそが日本のケータイ市場のガラパゴスたる所以なのだろう。30才以上になればメールではなく電話が増えるのかもしれないが、20才前後で青春時代にメールでコミュニケーションをとってきた世代がテンキーでメールを打つことは、日本人が箸で飯を食う、というようなもはや「習慣を超えた文化」だ。
そして、ネットワーク外部性を考えても赤外線と充電器の互換性は、なくてはならない機能とも言える。なければ色々な場面で不便なことが多すぎる。
郷に入りては郷に従え。ガラパゴスの是非はともかく、これが今の日本のケータイユーザーの現実なのだろう。