10/21/2009
【経営】小売業の新陳代謝
昨日のガイアの夜明けのテーマは「格安の激震 第2波 ~百貨店・スーパー大転換~」だった。百貨店・GMSの苦境は様々なメディアを通じて伝えられているが、いまやどんな業態でも価格競争が激化している。つまり、水に顔を沈めて何分耐えられるかのチキンレースになっていると感じていた。
昨日の番組の中で、ドン・キホーテが買収した長崎屋に送り込んだ副社長は「綺麗に陳列すればするほど高く見える。雑に積めば積むほど安く見える」と語っていた。なるほど、安くした商品を顧客に見せ、手にとってもらい、買ってもらう道筋までしっかり考えているなと感じた。また、ドン・キホーテでは売り場を売り場と言わず「買い場」と呼ぶそうだ。
ユニクロのファースト・リテイリングCEOの柳井正氏も「安いだけでは売れない」と言っていたが、このように価格を下げつつ、さらにその先まで考えられる企業が新陳代謝を促すのかもしれない。